ミスターチビッコ 第2形態

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FF15クリアしたので感想を・・・(ネタバレだいぶアリ)

どうも。極上クオリティー(Tディレクター談)のゲームをクリアしたチビッコです。

ここからネタバレを含む感想ですので知りたくない方はブラウザバックお願いします。

 結論から言うと面白かったです。

個人的に9章までと14章は面白かったです。

ネットで散々悪口言われてる13章(FF13といいどうもこの13という数字はFFにとって縁起が悪いな)はシステム回りが糞以外は個人的に悪くないなと思いましたけどね。

んで残念な所をつらつらと書きます。

オープンワールド風な世界

アタクシが今までオープンワールドのゲームをプレイしたことが無いのでこのFF15が初体験でしたが本筋関係なく寄り道ばかりできるのは面白いなと思いました。

”風な”と書きましたが見えてる範囲全て行けるわけでもないですし、9章以降は一本道ですからね。(一応アンブラ呼んで過去の時間に戻れるけどストーリーをやり直す事ができる訳でもないので、この時こうしていればというのがない。)

んで個人的に不評なのがこのあとの章です。(ストーリーやキャラに関しては後述)

終盤までオープンワールドな感じで進められたら良かったなぁと。

できれば自分の足で王都に戻りたかったです。

・なぞのキャラ変

だいぶ失望した箇所です。

キャラの雑な扱いはFF12、13とお家芸になりつつありましたが、今作は綿密なキャラ設定をしており映画やアニメといった媒体でFF15をプレイした人が楽しめる作品作りではなく、これからFF15をプレイしてもらうためのメディア展開に「今回のFFは意気込みが違うな!」と思いましたし、それぞれのキャラを深く知る事でスーツを着て荒野を駆け巡ってるホスト4人組というイメージは薄れていきましたしね。

9章が終わるとイグニスが失明してしまいます。

その失明をきっかけにこれまで和気あいあいとしていたパーティーが一気にギスギスしてしまいます。

その原因は意味もなくヒステリーを起こすグラディオラスなんですが、この状態のグラディオと一緒にダンジョン回ると嫌味をネチネチ言います。

グラディオそんなキャラじゃ無いだろって感じでパーティー内でただ一人好感度を下げたキャラでしたね・・・

正直13章でダンジョンを進んでいるとアーデンが煽ってくるんですがグラディオの嫌味の方が心に刺さります。というかアーデンの煽りに関しては「色々情報azs」って感じでしたし。

別のゲームですがテイルズオブジアビスという作品では主人公ルークが力を暴走させたせいで街が消滅してしまうという出来事があり、「俺は知らなかった」「俺は悪くない」という責任逃れをして仲間から孤立してしまうというシーンがあります。(この後自分の正体や黒幕などを知り改めて旅を続けていくという重要なシーンに繋がります)

この主人公の場合は自分の身の上も理解しておらず、世間知らずなのでプレイしてる方も最低な野郎だなぁと思いながら操作する訳ですので、ノクトもルークのような振る舞いをしていればグラディオがプレイヤーに代わって気持ちを代弁してくれてるのでキャラ変したとは思わなかったのですがね。

なにせ、レギスが死亡して故郷は帝国に制圧され、婚約者のルーナも目の前で殺され(これに関してはちょいと説明不足)自責の念で旅を続けている人に向かって「今一番大変な奴に声も掛けられないのか」「命がけで届けた指輪を眺めてるだけで王の責任が果たせるのか」(台詞うろ覚え)

・・・大変なの僕だよ?

イグニスは何の為に傷を負った?」

・・・それが分からねぇんだよ

・圧倒的な帝国側の描写不足

そして列車内のラジオを聞くとレイブスが処刑されたって事後報告。

「え?」

そして13章のダンジョン内で遺体とご対面&シガイ化したレイブスとの戦闘

何より、映画の方で王都を襲撃しクリスタルを奪う事を指示したイドラ皇帝が特に説明も過程もなくシガイ化してた上、中ボス扱い・・・

アタクシはコイツとアーデンをボッコボコにしてやろうと映画を見終わった後心に決めていたのに何だよコレ・・・

ネットでは13章が不評ですが帝国の瓦解していく様をちゃんと描いていないのが原因だと思います。

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この人覚えてますか?

シガイ研究部門のトップだそうです、役職的に。

・この爺さんがFF7の宝条のようにマッドサイエンティストで帝国で管理しているシガイを放出したが制御できずにやられた

・野心家で皇帝の座、あるいは帝国の実権を掌握したいのでレイブスにリヴァイアサン討伐任務の責任を取って処刑という裏工作をしたものの用済みとなったのでアーデンにやられた

・病に伏せている皇帝に治療と称してシガイの元となる寄生虫を寄生させてシガイ化させ自身の手先とするつもりが制御できずシガイ化した皇帝に殺された

・シガイ研究を進める上でアーデンの正体を突きとめたがアーデンに殺された

・裏で何やら不穏な動きをしているところをレイブスに勘づかれ殺された

・自身もシガイ化しプレイヤーが知らずに撃破した

どれも可能性です。

死んでないかもしれないです。なにせこのムービー以降姿を見せないんですもの・・・

ともかく「敵」としての帝国が全然描かれないので本編ではシガイを制御できずに滅んじゃったって感じで凄く消化不良です。

そもそも帝国が人々に対して何か被害を出してるわけでもなく、町の人たちの印象が「魔導兵って気味悪いよな」「将軍がルシス王の剣をずっと持ってるだけで使ってないってさ、なに考えてんだ」ってだけですからね。

そりゃあ滅びても人々が喜ぶ訳でもなく「ふ~ん、そうなんだ。それより夜が明けない、シガイ怖い」って思うだけなんですもの。

もっと、帝国としての存在感を出して欲しかったです。

イグニスの失明は必要だったか?

 14章、つまり10年後の最終決戦ではイグニスは視力が回復してないけど「慣れた」という理由で普通に動き回れますし、料理も作れます。

・・・あのさぁ。

あの電車でのシーンをドラマチック()にするための演出ですか?

実は体験版の頃からプレイしてたときに薄々イグニスは失明するんじゃなかろうか?という考察をしてました。

・オープニングでのイフリート戦では眼鏡が変わっていたので「アレ?」と思った

・夜になると運転しない。(7章か8章あたりでは夜も普通に運転してたけど)

・夜の戦闘ではしきりに「敵を狙いづらい」と言っている

・アニメでも少年時代から眼鏡をしているので視力が弱い

こういう材料から何らかの病気を患っているものの、仲間には打ち明けずに旅をしておりついに病気の進行が悪化して失明してしまったのかなぁと。

王都とそれ以外の地域では文明の格差がある世界観のようで、医療技術もこれに当てはめるとイグニスは王都の病院に通院し王都でしか処方されていない薬を服用していたが、今回の旅の護衛程度の日程では通院に支障をきたす事はなさそうだと思っていたら故郷に帰れなくなってしまい、服用していた薬も手に入らず病院へも行けずそのまま失明してしまう・・・

というような妄想をしてたんですけどね。

大規模な戦闘で失明しちゃった、テヘペロ!

まさかの事後報告。

んでグラディオがヒステリー起こして好感度下げて、最終決戦では普通に動き回る。

目が見えない版の佐村河内氏ですか?

俺「見えてますよね?」

イ「見えてない、別に普通だが」

というような不毛なやり取りをしてしまいそうです。

・プロンプトなぞのカミングアウト

13章でプロンプトを救出し仲間と合流したときに彼は言います。

プ「俺ニフルハイム人なんだ」

俺「だから旅の途中魔導兵がしつこく追いかけてきてたのか!スパイだったな!!」

 ノ「ま、別にいいんじゃねーの」

俺「・・・」

 いや、もうこの施設から生まれたとか結構重要なこと言ってるぞ?

名前もプロンプト≒プロトって魔導兵製造に関しての意味合いにもとれそうだし。

ことごとく帝国絡みのお話を広げていないので勿体ない設定です。

失明でギスギスするよりこのスパイ疑惑で不信感募らせるものの、親友だから助けて一件落着って方が良かったです。

・ルーナの死亡に関して

・アーデンがナイフで刺して殺害したのが原因なのか

・神々との対話をすることで寿命が削られていたのか

・人々を治療していたのが寿命を削ったのか。

特にアーデン以外に関しては描写が少なくて体力が衰えているな~程度の認識です。

ちなみに病気を患っていたは無いかと思います。理由は映画を見れば分かりますが、すごく逞しいです(笑)

ニックスも呆れてましたし。

んで、アーデンの目的としては真の王にノクトを育てた上で王家を滅ぼすのが目的なので(ラスボスとしてあまりにもしょうもない理由だけど)神との対話する事ができる(目覚めさせる)神凪の存在は非常に重要なはずなのに殺してしまう。

というか、寿命が削られていてこれ以上神凪としての力を振るうことができないと判断してトドメをさしたのか描写不足で分かりません。

んで極めつけはイフリート。

ア「なんだかイフリートさんが話あるって」

俺「え?イフリートが眠ってるところが王都なの?それとも呼んだの?つーか、対話できるなら神凪を初めから使うなよ」

まさか、神話でも裏切り者のイフリートって1節があるからアーデン=イフリートなのかな?って思いきや登場させるタイミングを失って、アーデンが手を引いて連れてきたような雑な扱いにオープニングがこういう風に繋がったんだと悪い意味で裏切られましたね。

せめてルーナを一旦帝国から奪還してイリスのように少し旅に同行してプレイヤーとの思い出を作りたかったですね。

 

はぁ。疲れた(笑)

ともかく9章以降の描写不足が顕著ですし、そもそも王家の墓巡りして歴代王の力を借りて王都を奪還するんじゃなかったんでしたっけ?

だから一回ルーナと直接会ってルシスとニフルハイムの2国間の争いをしている場合ではなくこれを仕組んだ黒幕がいるってこの4人組に目的をハッキリさせないと、敵がボヤけるし我々もこうやって憶測で感想を言うしかなくなるんですよね。

 

ただ、FF13に比べてストーリーは分かりやすいしキャラも圧倒的に魅力的です。

エンディングも泣けます。

ただそこに至る部分が残念なんですが。

そしてクリアはしたけど、ぜんぜんこの作品を遊び尽くしていません。この長ったらしい記事を書いてる間にも釣りやらレシピのコンプリートにサブクエやモブハントの制覇などやりたくてウズウズしてます。

今後のDLCに期待しつつアプデ前のクリア感想とします。

アプデ後にどう変わるか楽しみです。

あと希望ですが、「FF15ー2」とか続編は作らなくて良いです。

この作品を完成させてくれるだけで良いです。

でも、携わってるスタッフが平気で言ってたことを覆してくれるからなぁ・・・

 この件に関しては別に記事を上げます。